20190211

キンミヤ焼酎を緑茶で割って、シーチキンを食っている。やりきれない寂しさを感じており、酒に逃げることしかできない。しかし、完全堕落することすら出来ないのだ。丁寧な怠惰とは。色々な面倒くさいことから逃げ続けている。何事も中途半端だ。無能の象徴とでも罵っていただきたい。酒池肉林、雨のことも好きになりたい。餃子を食いながらビールを飲むことに幸せを感じる。もうすぐ春がやってくる。余計なことを考えずに、ゆらめいて、きらめていたい。まどろみながら女とウイスキーでも飲みたい。着心地のいいシャツを羽織って、仕事のことを完全に忘れたい。勢いで熱海に行きたい。冬の熱海はきっと曇り空で風が強く乾燥しており、焚火なんてしたらすぐに砂浜は火で埋め尽くされるだろう。恋と革命だけを信じたい。甘美なひと時を過ごしたい。労働はAIにでも任せて、平成終わりかけの東京で夜更かしをする。閉店を嘆いてばかりはいられない。ファズのギターを大音量でぎゅいんぎゅいん鳴らしたい。神保町でカレーパーティーをしよう。飽きたらコーヒーを飲んで、フレンチポップ流れる喫茶店で虚無と向き合うのだ。インターホンの音に怯える。渋谷より新宿が似合う男になりたい。