20201011

どうせ雨だろうと思って昼過ぎに目覚めたら曇りで悔しい。オードリーのラジオを聴いて消費期限が切れそうなパンを食う。先日、自転車を買ってフットワークが軽くなってるので、適当に外出する。古本屋で何か適当に一冊買って喫茶店で読もうと思ったが、喫茶店に向かう途中で腹が微妙に減ってきた。最近のテーマは増量なので、ラーメン屋に入ってライス(中)を頼んだら満腹になって喫茶店に行く気分ではなくなってしまう。スタバでチャイティーラテをテイクアウトして帰宅。胃もたれの時に飲むチャイティーラテは美味い。うだうだしてたら19時くらいになってしまったが、中途半端な時間にラーメンを食ってしまったせいで腹が減らない。さっき買った三好銀の漫画をまだ読んでなかったので、再び外出して喫茶店に向かう。何とか活動的な休日を演出することが出来た。月曜日が来てしまう前に、ビールを飲みます。

無能の人

シャワーを浴びずに寝てしまい朝の7時に目覚めて、ああ今からこんな冷たい空気の中出勤できるわけないと思って二度寝して8時半ギリギリに一瞬だけ起きて2時間休を取る旨を連絡してまた寝て10時半になっちゃって、やっぱり4時間休にしますと職場に連絡し、12時半まで寝てデイリーヤマザキで買ったパンをみっともないと思いながら電車内で食い、ろくに働きもせずタバコ休憩ばかりして、虚無に耐える事で賃金が発生するのもよく分からないと思った。活力が全くなく、最近仕事をサボってばかりいて、上司へ連絡せずに2日休んで、色々な人からインフルエンザを疑われ、貴様らのその安直な発想はなんなんだと思いながらもヘラヘラと否定して、上司からは精神的なやつですか(笑)みたいな事を冗談のように言われ完全に嫌気がさした。

20190929

8月某日、職場の飲み会が一度お開きになって、残った何人かで公園へ行く事になった。既になかなか酔っていたのでヘロヘロになりながらも、遊具に腰掛けたり少し遊んでみたりしていた。

    不意に、30歳前後と思しき男2人に話しかけられる。もちろん警戒心もあったが、なんとなく彼らの佇まいにシンパシーを感じてしまう部分があり、会話に応じた。彼らのうち1人がライジングサンロックフェスティバルという北海道で行われる音楽イベントのTシャツを着ていて、趣味嗜好に関して通づる部分がありそうな気がした。

    2002年に解散をしたナンバーガールが今年の2月に再結成し、ライジングサンへの出演を発表した。Tシャツを着ていた彼も、今年、ナンバーガールを目当てに行くのだという話を聞いてこちらまで気持ちが昂ぶる。2人ともバンドをやってて、ナンバーガールの曲は何度も演奏した事があるらしく、俺もバンドの経験がある事を伝えると、今から楽器でも鳴らしちゃおうよという事になり、カラオケに行くようなフットワークで都立大学駅近くの音楽スタジオへ向かった。

   レンタルしたフェンダーのギターをマーシャルに繋いで、雑なセッティングでガコーンと弦を震わせた。正直、成り行きの演奏なんて人に聴かせられるようなものではないが、3人とも精神的にはかなりロックンロールだったと思う。非日常の浮遊感と深夜の倦怠感、明日も仕事なのにという後ろめたさなんかがぐちゃぐちゃになって音として昇華された。朝が近づいてきて、俺たちはふらつきながら街を歩いた。

夏の惨めさについて

7〜9月の間に5日間夏休みを取れるのだが、既に4日消化してしまった俺を、夏は置き去りにしないでいてくれるだろうか。

  夏、観念的には幾らでも理想を掲げることが出来るが、実行に移すのは難しかったり、いざやってみると、こういう事じゃないんだよなあという気持ちになったりする。冷やし中華を食べたい筈なのに、空腹を感じなかったり、そうめんの茹で加減を間違えたりする。冷房に震えながら優れない体調で起床する朝もあれば、布団からでれなくて仕事に行けない事もある。

昼から露天風呂のある銭湯へ行き、蝉の声を聴きながら木漏れ日を浴びたのはとても良かった。夏の水風呂は、水泳が苦手だった俺をセンチメンタルにさせる。サウナの中で観る高校野球の中継でファウルが多いと寿命が縮まる。球児は永遠に年上に思える。スタンドで応援している3年生の事も無下にできない。

8/10 渋谷wwwで台風クラブのライブを観た。気怠い夏、「成仏すんなよ、セプテンバーが来ちまうぜ。」というボーカルの言葉に鳥肌が立つ。ネバーヤングビーチの夏のドキドキがコニーフランシスのオマージュ(という表現が相応しいかは自信がないが)である事を知った。

メインアクトのラッキーオールドサンは、何というか、バンドサークルで彼らは大学4年で俺は1年、憧れで密かに恋心を抱いてる女先輩が彼氏のギターで歌ってるみたいな感覚になってしまい(事実、2人は入籍している。)、また、周りにいた男どもも音楽を分かっているような風貌でいささか苦しい気分になり、架空の夏合宿が心の中で繰り広げられ、終いには途中で退出してしまった。好きなバンドだっただけに、心に余裕が無いと聴けない音楽もあるのだと思った。どうしようもない。ラーメンを食って帰宅した。渋谷はどうも肌に合わない。

8/11 朝5時に目覚めて、ああ、これはイケるなと思いビールを飲んだ。洗濯をして、サンドイッチを作り、コーヒーを淹れ、読書をする。人生でこんなにスッキリとしている朝はあっただろうか、というくらい頭が冴えている。シャワーを浴びて、神保町でやってる銭湯のイベントに行く。ステッカーやZINEを少し購入した。その後に寄った喫茶店といい、こんなにキュートな女の子が街にはいるというのに…という惨めな気持ちになった。うまく言葉に出来ないのだが、直接的には関係の無いような物事を続々と思い出したりしてしまい、路上で嗚咽した。まだ、咽び泣いてはない。その後も飲酒を続けた。

20190719

夏休を取った。梅雨の狭間に少しだけ夏を感じたので、台風クラブを聴いた。スズナリへ松尾スズキの演劇を観に行った。テーマこそ重いが、終始笑いが耐えない。二人芝居でコンパクトなのに、あんなに面白い事が出来るのかと感動した。終わって山角でチキン南蛮定食とウーロンハイを頼み、トロワシャンブルでニレブレンドを飲んだ。どっちも、魅力的な女性店員しかいなくて、俺は切なくて泣きそうだった。下北沢に好きな人と一緒に住んだら楽しいと思う。悲しい事件が起きた事を知り、虚しくなる。世の中や自分の将来にに希望が持てない。現実、いつまでも楽観してはいられないと思った。いっそのこと、急性じゃない方のアルコール中毒にでもなってしまおうか。今はベランダで雨音を聞きながらウイスキーを飲んで喫煙している。明日仕事できるかな

20190713

加地等を聴きながら上野公園を歩く。雨上がりの公園は爽やかで湿っぽい。木々と繁華街の匂いや音が混じり合っていて、居心地が良い。男と女がじゃれ合いながら、夜を溶かしあっている。池は、大きなマンションから漏れている暖色の照明を映しながら、ゆらゆらと惰性で揺れ続けている。俺は、あんな立派なマンションには住むことができないんだろうよ。少ない年金でオークラ劇場に通う老人くらいにしかなれない。

20190701

高校生の頃に親から買ってもらったビクターのオーディオプレーヤーを今もなお使っている。iPhoneをAUX端子に繋いで、賃貸のマンションでは許されないような大音量で音楽をかけて、月曜とは思えない量の酒を飲んでいる。仕事中、かつて感じたことの無いような憂鬱に苛まれて、かといって逃げ出す気力すらなく、ダラダラ、ヘラヘラ、ナヨナヨとすることしかできない。同僚に最近ずっと眠そうだよねと指摘された。いよいよ職場から喫煙所が無くなり、逃げ場がどんどん減っていく。自分に向けられていないであろう怒号や嘲笑にすら怯える。貴様らが世間なのか、常識なのか、まともなのか。そうなんでしょう、きっと。ブックオフに行こうとしたら職質を受けて情けなかった。同時に、警察官は偉いと思った。俺は正義を仕事にできない。色々許してしまうんだろうに。