20190616

6月16日(日) 9時に鳴らしたアラームを聞き流して、14時ごろに起きた。溜まっている仕事を楽にするため出勤したいと思っていたが、部屋は暑いし全然爽やかな気分ではなかったので諦めた。それにしても身体が動かないし、何もする気がしない。辛うじて、パンを牛乳で流し込み、シャワーを浴びて、散歩をする事にした。道端に灰皿があるとつい立ち止まってしまう。一服して、やっぱり自転車に乗ろうと思い家に引き返した。喫茶難民になりかけたが、空いてる店を見つけた。本を読み進めてようやく頭が冴えてきた。例によってサウナ北欧へ行く。外気浴しながら眺めた空が綺麗すぎて、何故かひどく悲しかった。前野健太の東京の空が聴きたくなった。ブックオフで本3冊を購入し、とんかつ屋でビールを飲み、再び喫茶店に向かう。銀杏BOYZのBEACHを聴いてる。女の子よ、そんなシャツを着てる男を好きにならないでおくれ。俺は夏至にデートがしたい。

20190323

11時ごろに起床。過度な空腹を感じ、バナナ2本とシリアルをヨーグルトに入れたものを食う。洗濯の間にグアテマラを淹れる。エンダースキーマの靴の爪先が剥がれしまったので、修理に出した。スキマの路面店が家の近所に出来て本当に良かったと再認識した。ついでに鞄を買ったが、便利だし、多分似合うので許すことにした。一度帰宅し、上野の気になってた喫茶店へ向かった。少し雨が降っている。サンドイッチとコーヒーのセットを頼んだが、バナナとケーキの切れ端が付いてきた。バナナ運に恵まれてる。特別美味しい訳じゃないけど、でも喫茶店ってこういう事だよなと思った。自律神経を整えたいので北欧というサウナに行った。カプセルホテル型のサウナは初めてでソワソワしたが、銭湯併設型のそれよりグッとくるものを感じた。鳩が露天風呂の水を飲んでいた。館内着を着たら静電気がすごかった。帯電しやすい体質なのか。静電気グルーヴという下らないことが浮かんだが、確か節電気グルーヴっていうのが公式にあった気がする。ふわふわしながら、本屋とコーヒー屋が一体になっている店に寄った。浅煎りの豆を淹れてる匂いに心地よさを感じた。本の品揃えは若干肌に合わなかったが、今度はコーヒーを飲みながら短歌特集のユリイカを読もうと思った。酒の事しか考えられなくなり、大統領に向かう。1人なので、行列を無視して座る事が出来た。ファストパスなのである。居酒屋は黄昏が似合う。生活考察という雑誌のvol.3を読んだ。センベロの気分だったが、3千円近く飲み食いしてしまう。なお、この時点で19時前なのである。生ビールとモツ煮と冷奴とお新香さえあれば何もいらないと思った。複数人で飲んでるとき、冷奴を「ひややつ」と読む事で笑いを誘おうとする事があるが、うまく行った事がない。革靴の修理を受け取りに銀座へ移動した。途中、酔いの勢いでオールデンの靴を買いそうになるが、品揃えが悪かったので買わずに済んだ。カフェドランブルという最高の珈琲屋でブレンドをデミタスのダブルで頼んだ。濃い珈琲にはハイライトが合う。サニーデイサービス  の「熱い濃い珈琲を飲みたいんだ」という歌詞は本当に良いと思う。

20190308

起きたら7時半を僅かに過ぎており、物凄く張り切って、寝癖で、歯磨きもせず、一心不乱に職場を目指せば間に合う可能性もゼロではないのだろうが、そこまでの気概を示すことが出来なかった。一回落ち着いて、コーヒーを淹れた。大瀧詠一ロングバケーションを流してたら、快晴も相まってか、もうちょっとこの朝を過ごしたいと思い、1時間余計に遅刻する旨を上司に電話した。いつもと違う駅から電車に乗ることにして、少し余計に歩いた。小学校からはホームルームの音が聞こた。やる気をあまり感じない喫茶店で二杯目のコーヒーを飲んだ。「当店の水は電気分解水なので身体にいい」といった張り紙を見つけて切なくなる。ジャズが薄くいい塩梅で流れていた。

20190301

過眠癖を治したいと思っている。休日の昼過ぎに、目覚まし代わりにUberEatsを使うのは人としていかがなものか。貴様はそんな上等な身分なのか。平日も調子のいいときは、トーストに成城石井で買ったバターとジャムを塗り、フグレンの豆をミルで挽いて…みたいなことができるんだけど、最近はうまくいかない。最寄り駅近くのデイリーヤマザキで売ってるドーナツと、乗り換えで使う東銀座駅ホームの自販機で買えるあんぱんに生かされている。コーヒーを広義の茶として捉えるのであれば、いわば俺は宿直なのである。寝坊した時の言い訳、過眠グスーン(過眠しちゃったけど、急いで行くからね!みたいなニュアンス)ってのはどうでしょうか。多分ダメでしょう。実家の隣が床屋で、看板に髪ingって書いてあるのがなんとなく不快だったのを思い出した。

20190211

キンミヤ焼酎を緑茶で割って、シーチキンを食っている。やりきれない寂しさを感じており、酒に逃げることしかできない。しかし、完全堕落することすら出来ないのだ。丁寧な怠惰とは。色々な面倒くさいことから逃げ続けている。何事も中途半端だ。無能の象徴とでも罵っていただきたい。酒池肉林、雨のことも好きになりたい。餃子を食いながらビールを飲むことに幸せを感じる。もうすぐ春がやってくる。余計なことを考えずに、ゆらめいて、きらめていたい。まどろみながら女とウイスキーでも飲みたい。着心地のいいシャツを羽織って、仕事のことを完全に忘れたい。勢いで熱海に行きたい。冬の熱海はきっと曇り空で風が強く乾燥しており、焚火なんてしたらすぐに砂浜は火で埋め尽くされるだろう。恋と革命だけを信じたい。甘美なひと時を過ごしたい。労働はAIにでも任せて、平成終わりかけの東京で夜更かしをする。閉店を嘆いてばかりはいられない。ファズのギターを大音量でぎゅいんぎゅいん鳴らしたい。神保町でカレーパーティーをしよう。飽きたらコーヒーを飲んで、フレンチポップ流れる喫茶店で虚無と向き合うのだ。インターホンの音に怯える。渋谷より新宿が似合う男になりたい。